その郁理の仕草に少しドキッとする。
「あのね…告白されたんだけど…どうしよ?」
「それは彩葉が決めることじゃねーの?」
「じゃあ…付き合ってみようかな」
「そっ、それはダメだ!じゃあが付くぐらいならやめとけ」
あたしが決めることって言ったのに、郁理が拒否してる…。
「でも恋とかしてみたい!」
あたしは負けじと郁理に詰め寄ると、ぐしゃっと髪を撫でられた。
いきなりな行動に、ドキンと胸が跳ねる。
「そんなに恋してーなら俺と一緒にいろ。幸せにしてやっから」
「はっ…えっ?」
あたしの思考回路が停止中。

