意地悪な幼なじみの君に恋をした




わざと優しくするようには心掛けてたけど。


「じゃあね。郁理」

「ん。また明日」


お互いに家に入る。


奏真が言ってた通り、俺って彩葉には意地悪すぎたのか?

でもイジメてた方が彩葉の反応が面白い。


「はぁー…ギターでもやろ」


頭ん中がぐちゃぐちゃになった時は、とりあえずギターに触る。


「あれ?」


ギターまで音が変になってる。


あぁーーー!!


すっげー悔しいけど…

俺気づいた。


彩葉のこと、ヤバいくらい好き。


ナンパされてる時もすごいイライラしたし…

俺を悩ますなんてチビ彩葉のくせに生意気だ。