意地悪な幼なじみの君に恋をした




彩葉も男たちの前でタジタジ。


さすがに可哀想なんだけど…


「遊ぼうよ!」

「いっ、いいです…!」


一人の男に彩葉の細い腕が掴まれた。

このナンパ男たちめっ……


「すんません。その子離してほしいんだけど?


「あぁ?誰だよ、お前」

「ゆっ、郁理…!」


ぐっとブレザーの襟を掴まれる。

苦しい…つーか制服伸びる……。


「俺の彼女なんで。離してやって?」


そう言うと彩葉は、俺の腕にぎゅうっと掴まってきた。


可愛い。


「ちっ……なんだよ…」


男たちは罰が悪そうな顔をして道の奥に消えてった。