意地悪な幼なじみの君に恋をした




図書室を出て、いつもの帰路につく。


さりげなく俺が車道側を歩いてみる。


「ねぇ…郁理?」

「ん?」

「あ、あれ…怖い…」


彩葉の目線を追うとコンビニがあった。

そのコンビニの前に、俺らと同い年ぐらいの柄の悪い男の集団がいた。


「郁理…」

「大丈夫だって。行くぞ」

「うん……」


俺の少し後ろを歩き出す。


なんか嫌な予感…。


「ねぇ!君めっちゃ可愛くない?」

「今から俺らと遊ぼ~」

「忙しいので……結構です…」


ちょ!

俺がいんのに、ナンパしてるってどうゆうこと!?


すっげぇイライラする…。