意地悪な幼なじみの君に恋をした




【郁理side】



彩葉に子供ができた。

どんなに仕事がツライ日でも、彩葉と子供のために頑張ろうと思うようになったし。


日に日にでかくなってく彩葉のお腹は重たそうだし、子供がいるって実感が湧いてくる。


「ほんとに腹ん中にガキンチョいるんだな…」

「うん!びっくりだよね~」


俺はベッドで彩葉を後ろから抱き締めて、お腹触ってみた。


「あ…動いた?つーか蹴った!」

「この子すっごい動くの!男の子かなぁ?」

「男か女かって教えてくれてないの?」

「うん。産まれるまで秘密だって」


彩葉も自分のお腹を撫でて、ニコニコと笑っている。


早く産まれてこないかな~。