意地悪な幼なじみの君に恋をした




すると郁理は、あたしの頭をぐしゃぐしゃっと撫でた。


「やったじゃん!おめでと」

「ありがとー!」


そのままガバッと郁理に抱きついた。

よかった…喜んでくれて。


「身体…無理すんなよ。ちゃんと大切にしないと」

「あんまり動かさないのもダメらしいから、少しは動く」

「そっか。なんか困ったことあっても言えよ」

「郁理がめっちゃ優しいんだけど!」

「俺はいつも優しいから」


いつも意地悪だよ~…。

その意地悪の中の優しさが大好きなんだけど。


健康な子供が産まれますように。