意地悪するのも、彩葉の反応みてて面白いから。

きっと彩葉は俺のこと嫌いなはずだし…。


「おい、チビ彩葉」

「チビってなによー。デカ郁理」

「俺の印象ってなに?性格的な面で」

「ん~っとね……意地悪」


やっぱりな。


意地悪って印象消したいけど今更消えるか?


ってか、俺が彩葉に好かれたいみたいじゃん。


悔しいけど、彩葉に優しくしてみる…?



時間が経った昼休み。


藤野と彩葉が屋上に行くと、俺は奏真に相談を持ち掛けた。