「もしもし…受験お疲れ」

『どうも。つーか結果言いたいから、今出て来れる?』

「あ、うん。出れる」

『じゃあ、玄関の前で』

「はーい…」


なんでこんなにドキドキしてるんだろう。


頑張ってた郁理を知ってるから絶対に受かっててほしい。


あたしはパーカーを一枚羽織り玄関を出た。


「久しぶりだね…郁理」

「ん、久しぶり。髪…伸びた?」

「うん。少しだけね」

「公園行かない?」

「行く行く」


何気ない会話をしながら、あたしの受験前日に来た公園へ行く。


公園にはキレイな夕日が射していた。


少し古いブランコに乗って、大きくこいでみる。


ってゆうか早く受験の合否が聞きたいかも…。