意地悪な幼なじみの君に恋をした




【郁理side】



もうすぐで受験勉強の最後の追い込みをかける冬休みが来ようとしていた。


勉強ばっかで彩葉と遊んでられないのが残念。


学校が終わってからの放課後。

俺は、奏真んちで一緒に勉強をするはずだったんだけど…


結局は話してしまう。


「俺…美柚とより戻そっかなぁ~」

「そうしてくれ。じゃないと奏真元気ないから」

「いやーやっぱり、美柚の存在ってデカイ」

「彼女ってそんなもんだろ」


真っ赤なギターを小さく鳴らしながら、奏真は頷く。