ネクタイを緩めて、彩葉に覆い被さる。

真っ赤にした顔がなんとも言えない可愛さ。


「ずっと我慢してたから…」

「あたしだって受験あるから我慢してたもん」

「ふ~ん…じゃあ何しても文句なしな」

「それはまた別…んっ!」


血色のいい薄いピンクの彩葉の唇を塞ぐ。


ヤバい…

やめらんないかも…。


「ゆーりー…好き…。だから痛いことしないで…」

「わりぃ…好きだから痛いことするわ」

「意地悪…」

「誉めてんの?俺のこと」

「ち、違う~…」


彩葉をぎゅっと抱きしめて何回もキスをする。


次は俺の番か…

彩葉と同じ大学行くのに頑張ろう。