意地悪な幼なじみの君に恋をした




俺だって彩葉の匂いは安心するから大好き。

甘い感じのシャンプーの匂い。


彩葉の腰に手を回して抱き寄せる。


恥ずかしがって抵抗する姿が可愛いー…。


「んー…キスしてあげよっか」

「やっぱ合格してからにしよーかなぁ…。その方が嬉しさ倍増!」

「いいじゃん別に。今キスしたって」

「ご褒美のチューの方が好き」

「そっ、か」


ご褒美のチューでもなんでもいいけど、俺が我慢できなくなるし。


「今日は疲れたから郁理にいっぱい癒してもらうの」

「俺が受験の時には倍で返せよ」

「わかってる~」


今日は存分に彩葉の言うこと聞いてあげよう。


こんなに甘えてくる彩葉もレアだからな。