意地悪な幼なじみの君に恋をした




【郁理side】



彩葉のことをずっと抱きしめてキスしたかったけど、そこは我慢。


彩葉と離れて俺は帰宅する。


なんか理性がヤバくなるし…。


部屋に入れば机の上に山積みの受験対策の参考書。

飽きるほど目にした。


どんなに疲れてヘトヘトになって帰っても、勉強をしなければいけない……


屈辱。

こんなに勉強したのは生まれて初めてかも。


彩葉と同じ大学に行って、ずっと一緒にいたいから今頑張る。


俺は渋々、参考書の山に手をつけた。