意地悪な幼なじみの君に恋をした




【郁理side】



体育が終わったあと、教室に戻ると藤野が息を切らして俺と奏真のとこに走って来た。


「郁理くん、奏真!いっ、彩葉がねっ…」


そこで彩葉が熱中症で倒れて保健室で寝てることを聞いた。


授業サボってでも彩葉んとこ行きたいと思って、授業をサボることを試みたけど…


単位数が危ない俺は担任に捕まって教室に戻される。

彩葉の彼氏なのに情けねー…。


やっと昼休みになって彩葉のとこに行くと、まさかのヤツに会うし…。


コイツがいるなんて藤野から聞いてねぇよ。


彩葉にずっとベタベタしてて腹立つ。

人の彼女に手ぇ出すなっつーの!