意地悪な幼なじみの君に恋をした




次の日、いつも通りニコニコ笑う彩葉と一緒に学校へ行って朝から和む。


教室に入ってしまうと、彩葉は俺から離れてく。

理由はコイツら……


「なんかぁ~彩葉ちゃんと郁理くんってカレカノみたいだよねぇ~」

「毎日一緒にいるように見えるんですけど~」

「郁理くんって、かっこいい顔してるもんね」


マシンガントークしてくるクラスの女子達。


彩葉と俺はカレカノなんだってば。

だから俺に構うんじゃねぇよ。


なんてこと言ったら彩葉に火の粉飛ぶから言えない。


あんまり彩葉に気使わせたくないのに…。