話してるうちにマンションに着いた。
「そいえば…今日家にママいないんだ…」
「俺も。寂しいの?」
「寂しいわけないじゃん!」
「あっそ」
イライラしたあたしはバンッとマンションのドアを閉めた。
ほんとにイライラするんだから!
いざ家に入るとシーンとした家の空間が広がる。
「うん。大丈夫…寂しくない」
鞄を部屋に置き、リビングの中心にあるソファーに腰を掛けた。
この空気…
だんだん孤独になってくんですけど!!
ダメだ…。
あたしには耐えられないかも…この雰囲気。
郁理の前では強がってたあたしだけど、寂しさには耐えられない。
こうゆう時に頼れるのは…

