「彩葉のお婿さん」
はい?
なに言ってんのかな…?
固まってしまうあたしと爆笑してる美柚と岡本くん。
「はははっ!郁理それマジで書いたの!?いいねぇ~彩葉ちゃん愛されてる!」
「奏真も郁理くんぐらいあたしのこと愛してよ~!」
「ちょちょちょ、ちょっと待って!郁理がほんとに書いたかわかんないじゃん!ねっ?」
嬉しくてドキドキしてるのか、恥ずかしくてドキドキしてるのか……
よくわからない胸を押さえながらあたしは郁理を見る。
「ほんとに書いたけど…ダメだったか?」
「マズイって郁理!彩葉ちゃんは嬉しいと思うけど」
「嬉しくないから!」
岡本くん、冷やかすのやめて~!

