家に着くと彩葉がベッドにちょこんと座る。 俺も鞄を床に置いて、彩葉の隣に座った。 「彩葉…勉強する?」 「なんの?」 「保健の勉強」 「…小さい時に言ってくれたこと…言ってくれたらいいよ」 「マジで…?」 彩葉がコクンと頷く。 言わないと…ダメな雰囲気だよな、これ。 「将来…いや、俺がもう少し大人になったらお嫁さんになって?」 「キュンてきた」 「キュン…?」 彩葉がよく言うキュンって意味が俺には、わからない。 キュンってなんだ。