色々な雑貨屋さんを見て回ってると、水色と白の可愛らしいブレスレットが飾られていた。
近くに行って見てみると、他にも色がたくさんあってどれも可愛い。
「わぁ～…可愛い…」
「女子って見るもん全部可愛いってゆーよな」
「これはほんとに可愛い！」
「ふ～ん…これとか彩葉っぽいじゃん」
「これかぁ～…」
郁理が選んでくれたのは、薄いピンク…桜色のブレスレット。
小ぶりな感じがまた可愛い。
だけど、あたし一人がブレスレット着けてるのもなぁ～。
「郁理も買う？」
「俺はいい。すぐなくしたりするから」
「ううん…郁理も買って？」
「俺も？」
「そう、俺も」
通じてよ…郁理。
一人で身に付けたいんじゃないの。
