美柚と別れて、あちこちで桜が咲く道を歩く放課後。

隣には郁理がいて手をぎゅっと握ってくれてる。

カップルって感じ!


「なぁ彩葉」

「ん~なに?」

「俺んち来る?」

「どうしたのいきなり!お誘い?」

「ヤりたいから」

「バカ!」


繋いでた手を離して頭をおもいっきり叩いてやった。

こんのバカ郁理!


「本気で叩くことねーだろ!チビ」

「うっさい!変なこと言うアンタが悪いの!」

「マジギレかよー」

「当たり前~」


郁理の少し前を歩いてみる。