多少の疑問を抱えたままホテルに着くと、美柚が走ってあたしのとこに来た。
修学旅行といえど学校行事なのに、こんな美柚と離れていた時間はなかなかない。
「彩葉ぁ~!ハルに何もされなかった!?大丈夫だった!?」
「だっ、大丈夫だよ!普通に楽しませてくれたし…」
「俺だって、いくらなんでも女の子に手ぇ出さんわ!」
「ハルだからわかんないのよっ!」
心配してくれてたんだね、美柚。
陽椰くんは美柚から、ガミガミ怒られててちょっと可哀想…。
ホテルに戻ってからは、明日に備えて帰る準備をする。
行きより帰りの方が荷物多く感じるのって気のせい!?
お土産とかたくさん買ったからかな?

