色々なお店を回ったり、写真を撮ったりして気づけば午後になっていた。
秋月くんといたら案外面白いかも。
それにしても喉渇いた…。
「秋月くん…喉渇いたっ」
「どっかないんか?店」
「ん!ここ入ろうよ」
「俺も喉渇いたからちょうどええわ」
二人でカフェに入る。
外が少し肌寒かったせいか、店内がすごくあったい。
あたしはミルクティー、秋月くんはオレンジジュース。
やっぱり子供っぽい!?
「彩葉ちゃん」
「ん?」
「俺のこと名前で呼んでくれへん?」
「…陽椰くん」
「それがええ」
岡本くんのことさえ名前で呼んでないのに、秋月くんは名前で呼べと?
陽椰くん…ハードル高いです…。

