こんなに何回もめげずに来る秋月くんを見てると、断るのが申し訳ない…。
「あの…遊ぶだけならいいよ。どうかな美柚?」
「ん~…郁理くんにはなんて説明するの?」
「友達と遊んでたって説明する…」
「俺と遊んでくれんの!やったぁーっ!」
無邪気な笑顔で飛び跳ねて喜ぶ秋月くんは、どこか子供っぽい。
「彩葉、もしあたしが郁理くんに会ったらちゃんと説明しとくからね。友達と遊んでるだけって」
「ありがとう美柚!お願いします…」
「じゃっ!彩葉ちゃん行くでっ!」
「うっ、うん?」
なんだか成り行きで結局、二人だけで遊ぶことになっちゃったよ…。
悪い人ではなさそうだからね。
大丈夫だと思うけど…。

