部屋に戻ると、奏真が起き上がって水を飲んでた。
こんな夜中に起きたのかな?
「よっ…奏真」
寝てるヤツらを起こさないように小声で話して、自分の布団まで行く。
俺が一番端で奏真が隣にいる感じ。
「ったくもうちょっと慎重に歩けよなぁ…」
「はぁ?起こしたのって…俺?」
「もろ足踏まれた。地味に痛かった」
「わりぃ。彩葉に会いに行ってた」
「マジで…!俺も美柚に会いたい…」
奏真に俺がやったことを教えて、藤野に電話が繋がったのか部屋から出てった。
俺意外にもやっぱ彼女に会いたいヤツいるよな。
でも俺は満足。
彩葉を抱きしめることできたから。

