意地悪な幼なじみの君に恋をした




飛行機に乗ること数時間。

目的地に着いたあたし達は、重たい荷物を受け取って半分めんどくさくなりながら歩く。

ずっと座ってたから制服にシワが付くよ…。


「ねー彩葉ぁ。奏真とか郁理くんと遊べるかな?」

「どーだろ?できれば一緒に遊びたいよね」


重たい荷物をガラガラと引っ張りながら一度、空港近くのホテルに荷物を預ける。

あたしの背負ってるリュックには、郁理がプレゼントしてくれたクラゲ。


「彩葉!どっか遊びに行こっ!まず…ここ行きたいんだよね」

「いいよぉ!」


着いてからは自由行動だから、美柚が行きたがってたガラス細工のお店に行くことに。

結局、郁理と岡本くんとは別行動になっちゃったけどね。