カレーを食べたあとは、それぞれの部屋に戻って俺は風呂に入った。

今日はさすがに彩葉を襲わない。


完全疲れてるっぽいし…。


「眠たいの?」

「んー…眠いよぉ…。見て、クラゲ」

「クラゲ持って寝るわけ…」

「そうそう…クラゲいたら郁理がいなくても寂しくないっ」

「ふーん……腕枕してあげよっか?」

「してぇ~……」


やっぱ俺いないと寂しいんじゃん。

でも、俺の腕の中に来てもクラゲは手放さないんだ…。

こんなに気に入ってくれたんなら買ってあげてよかったかも。


寝息をたてる彩葉の髪にそっとキスをした。


次の日の早朝、奏真の父親が迎えに来てくれて俺らは別荘を出たけど……


二日間遊びすぎたせいか車中では全員が爆睡。

俺も彩葉の肩にもたれ掛かって目を閉じる。


彩葉とずっと一緒にいれて、すっげー幸せな冬休みになった。