意地悪な幼なじみの君に恋をした




堪えて笑うのはもっと失礼!ってバシッと叩かれた。


「チビのくせして力強っ…」

「ナメられちゃ困るしね♪」

「やっぱ女子って怖い!」

「そのわりに付き合ってる回数多いじゃん?」

「それは別だ…」


本気で付き合いたいって思って付き合ったことはない。

それを知ってか知らずか彩葉はそれ以上何も言わなかった。


こうゆうとこが幼なじみだと思う。


「じゃあ…また明日ね。郁理」

「また明日」

「あっ!ジュースありがと」


マンションに着くと隣同士。

彩葉はジュースを手で持ち軽く手を振る。