意地悪な幼なじみの君に恋をした




後ろから郁理も来た。

あたしの腰に手を回して…。


「離しなさいよっ!バカ郁理!」

「いってっ!」

「ひゅー!仲良しいっ」

「俺らも負けてらんねーな美柚」


郁理の背中をバシッと叩いて一喝。


あぅっ…ほんとに恥ずかしいし…。


「今から外散策して、メシでも食いに行こーと思うんだけど行かね?」

「あっ!行きたいっ、郁理行こ?」

「あぁ行くー。この辺になんかあんの?」

「だからぁ、探しに行くのよっ」


あたしは美柚に手を引かれて玄関まで連れてかれた。

みんな楽しくてしょうがないんだよね。