部屋に入って、荷物を置き大きな窓を見る。 海が見渡せるまさに、オーシャンビュー。 「チビ彩葉と一日中一緒かぁ~…へばるんじゃねぇぞ」 「はぁ!?なっ、なに考えてんのよー!」 「あと奏真から聞いたんだけど、全部屋防音だから安心しな」 「知らないからっ、もーっ!」 いつの間に岡本くんとそんな話ししてんのよ! 一気に胸の鼓動が早くなる気がした…。 「今夜あたり覚悟しとけよなチビ!」 「うっさい!郁理となんか寝ないもん!」 あたしはフカフカのベッドに座って、郁理に背中を向ける。