家に着くと誰もいなくて、俺は直行で部屋に入る。
とりあえず、俺のベッドに二人で腰掛けた。
俺も変なこと言わなきゃよかったな…
かなり気まずい雰囲気になってるし。
「ゆ、郁理?あの…ほんとに…?」
「俺は本気だけど。嘘に聞こえた?」
「ううん!そんなことないけど……」
「…じゃあ…もう覚悟決めたってとっていいんだ」
バフッとベッドに押し倒した。
涙目で俺を見上げてくる彩葉は、いつもより格別にかわいい。
「彩葉…力入りすぎ…少し抜きな」
「んっ、う、うん……」
軽く触れるだけのキスをすると、もっと泣きそうな顔になる。
ヤバい……もっと壊したくなるんですけど。

