俺達が最後に生きた日は何時だろう。


誰も開かない

誰も読まない

俺達の死はそうやって訪れる。


それは決まって主人公である俺が終わりを告げる。



――…今日で六日目か。


今日、明日


誰も俺達に見向きしなければ


俺達に残された道は"死"


そんな事は知らず今日もストーリーを紡がなくて楽だと談話するこの世界の住民達は



何時死ぬのかも知らず


死がある事すら知らず



また悠々と過ごしている。