「………」 きっとしばらく私の顔は真っ赤だったと思う。 一体どっからあんな色気出てるんだ。 「じゃあな」 結局置いていかれてしまった私に、 「一ノ宮か?」 後ろから聞こえて来たおじさんの声。 「あ、はいそうです」 後ろを振り返れば無精髭に白髪頭のおじさんが立っていて、 「俺がお前の担任、中島だ。よろしくな」 ジョリジョリとヒゲを触りながら優しげに微笑む中島先生。