ご飯を食べ始めてすぐ、アキさんの携帯が何やら着信を知らせる音を上げる。


アキさんはその電話には出なくて、急いでお弁当を平らげると「少し出てくる」と言ってスーツを羽織るとあっという間に出かけて行ってしまった。



こんな夜から出かけるなんて、デートかな?でもそんな感じじゃなさそうだし仕事なのかもしれない。



2人きりになった空間はさっきもりもさらに緊張感を高め、



「あの…なに?」



凄い見てる。私凄い見られてる!
先に食べ終わったらしいリュウガは私が唐揚げを口に運ぶたび視線がビシビシと感じてくる!


ただでさえ緊張してるのにそんな見られたら大口あけられないよ!