王に愛された女





「どうした、ガブリエル?」

 オラシオンが聞くと、ガブリエルが寝所の入口を指さした。

「あぁ、ルークか。どうした」

「…王様、フィオーレ殿が二人きりで会いたいと」

 ルークが言った。

 オラシオンはガブリエルに「行ってくる」と言い残して寝所を出た。

ーーーーーーーーーー

ーーーーーーー

ーーーー



 王宮まで戻り、自分の部屋に入る。

 部屋の円卓には既にフィオーレが腰かけていた。

「…その自信に満ち溢れた顔…手に入れたのか?」