胸に響く… 何度も何度もエコーしている 拓斗に包まれている綾のは“信じられない”って言う ポカンと口を開けている表情だ―― 『それって…、一応告白…?』 「バリバリ告白なんですけど…」 “告白” その言葉が耳に入った瞬間 綾の顔に色がつく―― 鮮やかな赤―― すると拓斗は―― 「どんだけ驚いてんだよっ」 ちょっぴり 吹き笑いをしている そして ゆっくり綾の体を離してくれた―― ずっと包まれていたから 少し寒い… 「さて…、返事は決まった?」