受話器をとりお金を入れ
たける君の携帯にかけた。


「もしもし?」
「…。」
「誰?」
ズキッ ズキンズキン
「痛い。」
「もしかして…さつきか?」
「ん。」
「どこにいる??」
「わかんないよ…。」
「待ってろ。今いくから。」


ガチャ プープープー


近くのベンチに座り
たける君を信じて
ずっと待っていた。

私の体内時計では
30分ゎ過ぎていた。

30分を過ぎても
心臓ゎ痛む一方。




あー、たける君どこかな?

見捨てられた?

そんなことを思ってたら
涙が出てきた。

呼吸も苦しくて
心臓も痛くて…
涙が止まらなくて、
最悪だった。

体育をやった、
自分が馬鹿だった。



「…ハァハァハァハァハァ」

過呼吸だ。

やばい、苦しい。

浅い呼吸しか出来なかった。

助けて、たける君。