「君が美玲ちゃん?」 それはいつもと変わらない日だった。 いつものように路上ライブをしていた。 ギターを片付けていると スーツを着た男性に声を掛けられたのだ。 「はい、そうですけど。」 「やっぱり!! 少し離れたところから歌聴いてたんだ。」 「ありがとうございます...」 チラッとルキを見たが怪訝な顔でスーツの男性を見ていた。 「良かったらさ、僕のスタジオでライブしてみない?」