ルキに恋の歌を披露してから何日かが経った。 いつものようにギターを抱えて歌う。 一つ一つ私の言葉が届くように 想いを込めて歌った。 隣には腕を組んだルキが立って聴いてくれた。 そして、目の前には5人のお客さん。 厳密に言えばルキのファン。 とは言え、私の歌を聴いてくれていた。