休日のお昼のお客のピークをすぎた頃 ホールが騒ついていた。 「あの人どうしたんだろう?」 「何か変だよね?」 「ちょっとカッコ良くない?」 「にしても、変過ぎるでしょ?」 そんな会話がホールから聞こえた。 「美玲ちゃん、ちょっとホール見てきて」 同じくキッチンにいた店長に頼まれて、 ホールの様子を見に行った。