ナピュレの恋【完】

「そんな勢いよく立ったら、危ないですってー」


裕也が忠告するも、なつこの体はグラリと傾きその場にしゃがみこんでしまった。


“なにやってんだ、あたし”と、立とうとするもいつもより飲み過ぎたせいか、なかなか立てずにいた。