花音の言葉に美咲は首を傾げた。


そして裕也がまた左耳に何かを囁いた。


すると美咲の顔がミルミル赤くなり


「ちっ、違います!!付き合ってません!!」


自分の顔の前で手を振り否定した。


キョトン顔のなつこに裕也が


「美咲ちゃんは耳がちょっと人より聞こえにくいんですよ」


これまた笑顔で教えてくれた。


『え』


なつこも花音もただ驚いた。