「あのねぇ…」 花音が何かを言おうとした時 「花音!!余計なことは喋らんでいい!!裕也くんも聞かないでよろしい!!」 二人に指をさし止めた。 その時 「ふふっ…」 一番左端に座ってた客が笑った。 ほら、バカにされたじゃないのよ。 心の中で呟くと 「あれ、美咲ちゃん聞こえたの?」 再び客の左耳に顔を寄せた裕也。