みんな幸せになって、嬉しい…。
そう思ったんだけど…。
パッと浮かんだのが、秀二の存在。
好きとかじゃなくて、あんな別れ方をしてしまったから…。
もう関係ないんだけど…。
でも、仕事を辞めてしまったあたしは秀二が今どうしているのか気になった。
それを裕也に聞こえないよう、貴子に話すと急にマジメな顔になって…。
貴子からは信じられない言葉が…。
「あのさ…言いづらいんだけど…」
「え、なに?」
「……付き合ってる…」
「え?誰と誰が?」
「だ、から…。あたしと、秀二くんが…」
「えぇー!?」
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