「ご注文は?」 店員の言葉に貴子は。 「珈琲ください。裕也くんは?」 そう聞かれたが今は、なつこのことしか考えられず…。 「水、でいいです…」 それだけ言うと店員は下がった。 店員がいなくなってすぐに貴子が携帯を取り出した。 「ごめんね、あたしこのままじゃ無断欠勤になっちゃうから」 そう笑いながら会社に電話を掛けていた。 「はい、すみません…。急に具合が悪くなって…」 そう言って電話を切った。