沙英子が、原因…? 俺が言葉を失っていると。 「裕也、くん…?」 後ろから声を掛けられ振り向いた。 「貴子さん…」 そこにいたのは、なつこの同僚の貴子だった。 「あの…なつこが、辞めたって…」 嘘だと言ってほしい…。 “なつこならいますよー”そう言ってほしい…。 だけど、貴子から出た言葉は。 「えぇ、辞めたわ」 その一言に裕也は崩れ落ちた。