俺は一人、部屋に入りそのままソファーに座った。 俺は、なつこが好き。 だけど、沙英子の気持ちを考えると胸が苦しくなる。 俺のことを思って好きでもない男と付き合った。 どんな思いで俺と別れたのだろう…。 どんな思いで、ここに来たんだろう…。 だけど、沙英子に抱き付かれて自分がどれだけ、なつこを好きなのかが分かった。 もう沙英子に気持ちがないってことがハッキリ分かった。 あの真実を知った時から俺の心は揺れていた。 揺れていると思っていた。 けど、それは違っていたんだ。