教会に行った時、なつこへの思いが溢れだして思わず結婚の二文字をだしていた。 けれど、なつこの表情は戸惑っていて…。 この時、俺はなつこがどんなことを思っていたかなんて知らなかったんだ…。 「そんなに、あの彼女が好きなの…?」 「うん、大好きだよ」 「………っ」 「沙英子にはツライ思いをさせた…。それは申し訳ないと思ってるよ…。でも今の俺には、なつこが必要なんだ」 「そう…。もうダメ、なんだね…」 「うん、ごめん」 俺が謝ると沙英子は何も言わず俺の前から消えた。