「ん?」 「実はね、花音が今出張行っててさ?もうすぐ着くのよ。それで最近仕事で忙しかったから会おうってことになってて…」 ねぇ、裕也。 あたし、嘘付けてる? バレ、てないよね…? 「そっかー。花音さんに、よろしく伝えてね」 「うん、夜には帰るから。そしたら、連絡するね」 「分かった、待ってる」 「うん」 「あ、荷物持って帰ってあげるよ」 そんな優しい裕也に。