わざわざ少し遠くにいるCAさんからもらってきてくれた。
そんなことしなくても、そのうちこっちに来るのに…。
これ以上、喋ったり裕也に触れていたら泣いてしまいそうで。
「あたしも寝るからさ、裕也も寝なね?」
「あ、うん。ありがとう」
なつこはイヤホンをして裕也がもらってきてくれたブランケットを頭から被った。
だから聞こえなかったし、分からなかったんだ。
「なつこ…ごめん、ね」
こんな苦しそうな声で、顔で、あたしに語りかけていたなんて…。
その後、裕也もなつこの隣でグッスリと眠るのだった。
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