「おはよ、なつこ」 「おはよう、裕也」 まだ少し眠そうな裕也が立っていた。 普段なら寝ている時間。 頑張って起きたんだろうなぁ、と思った。 「飛行機の中で寝ていいからね?」 そう言うと 「うん、ありがとう。ごめんね」 目を擦りながら言う裕也にキュンとなった。 この仕草、この声、裕也の何もかもがもう少しで見れなくなるんだ。 そう思ったら目頭が熱くなるのが分かった。