「うん」 なつこが先に店を出ようとした時、グイッと引っ張られた。 「ちょっ、裕也!?」 咄嗟に後ろを振り向こうとするも後ろから抱きしめられ振り向くことが出来なかった。 「貴子さんが言ってたけど、店でヤっちゃおーか」 右耳に息がかかるように囁くその声。 苦しくない程度に抱きしめるその腕。 耳朶(ミミタブ)を甘噛みして“チュッ”とリップ音を立てるその唇。 理性なんかすぐにぶっ飛んだ。 「うん…抱いて?」 「あれ、今日は素直だねー」 そう言って、なつこたちは体を重ねた。